相即の詩学
山口信博のグラフィック・デザインの仕事
202305130730(土日のみ)
13:00 p.m. open18:00 p.m. close
Capsule Gallery: 154-0001 東京都世田谷区池尻2-7-12 B1F
Capsule Gallery: 154-0001
東京都世田谷区池尻2-7-12 B1F
一枚の紙を折ると、山と谷が同時に生まれる。そのような関係を「而二不
二(ににふに)」という。二つであって、二つではない、ということだ。
山口信博の仕事は、この相即の関係をとらえることにある。本展は、半世
紀におよぶ山口信博のグラフィック・デザインを6つのチャプターに分け
週末ごとにお披露目する。
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Chapter 1
限定百冊展
20230513/14・20230520/21
十数年前に絶版となった本の新装版が上梓された。その二冊の限定特装本各百冊の展示即売
会。山口信博の最新の仕事である。・
くらしの宝石[特装版]
韓国を代表する写真家クー・ボンチャン(具本昌)がライフワークとして撮り続けている「
使いかけの石鹸」のコレクション。16年ぶりの新装復刊に際して、収録写真と構成を大幅に
変更しました。特装版限定の表紙は、マットグレーに小さな彩色の粒が見え隠れする板紙を使用。書籍を収
めるグレーの紙箱には、ひと箱ずつ異なる石鹸写真を貼り込みました。特装本は、クー・ボ
ンチャンの直筆サイン入り。額装オリジナルプリントをはじめ、日本未発表の特製ハンカチ
オリジナル切手など、数量限定で特別なセットをご用意しました。・
裸形のデザイン [特装版]
本書は工業デザイナーの大西静二が蒐集したアルミニウムの道具や日用品のコレクション。
その多くは終戦直後の町工場から生まれた、裸のままのアルミ製品でした。14年ぶりの新装復刊に際して、内容も増補改訂した特装版は、表紙に銀色の板紙を使用。
一冊ずつ手作業で表面にペーパーサンドをかけ、アルミニウムの古道具のような質感に見立
てました。さらに、数量限定セットとして、装丁の山口信博さんと編集の澄敬一さんに供出
していただいた貴重なアルミのプロダクトも登場します。どうぞおたのしみに。・
本展は、山口信博のグラフィック・デザインを6つのチャプターに分けて展開する個展「相
即の詩学」のこけら落としとして開催する展示即売会です。
半世紀におよぶ山口さんの仕事の最新作として、2023年春におよそ15年ぶりに新装復刊し
た『くらしの宝石』と『裸形のデザイン』の特装版(発行: FRAGILE BOOKS)を初披露しま
す。
この特装版は、それぞれ限定で100冊だけお作りしたもので、先行販売中の通常版とは異な
る表紙カバーで、シリアルナンバーの入ったナンバードエディションとなります。特注箱に
収めた『くらしの宝石』は著者である具本昌(クー・ボンチャン)の直筆サインが入ります
いずれも100冊が完売次第、終了となります。ご来場をお待ちしています。Text:櫛田理(FRAGILE BOOKS)
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詳細はFRAGILE BOOKSホームページをご覧ください。
FRAGILE BOOKS -
Chapter 2
Book Box展
20230527/28・20230603/04
箱は、納められた物を劣化やダメージからプロテクトする。しかし、消滅する
ことに変わりはない。時間を遅延するだけだ。 -
Chapter 3
一千一句俳句ポスター展
20230610/11・20230617/18
インスタグラム上に一日一句を詠み写真を付ける営みが、結果的に一千一句に
至った。それをポスターという一枚の句集とする試み。 -
Chapter 4
水の風景ポスター展
20230624/25・20230701/02
俳句をローマ字表記することで、俳句の韻文性を顕在化させる試みのポスター
。水が季節の移ろいに従って変容する様を表現した連作。 -
Chapter 5
IN Print ON Paper展
20230708/09・20230715/16
グラフィック・デザインは、情報伝達の用を荷っている。しかし、用済みとな
った印刷物にも美が宿ることもある。 -
Chapter 6
Ephemera展
20230722/23・20230729/30
エフェメラは、印刷用語では端物印刷を指す。この、小さくてはかない端物の
小型印刷物に美しさを感じるのは私だけだろうか? -
Weekday
半畳古道具店
展覧会「相即の詩学」会期中
平日のみウインドー越しに公開
月火水木金(平日のみ)
南青山の地に折形デザイン研究所を設立し、折形の教室も開校。同時に折形デザイン研究所のオリジナル商品を販売するために、畳の部屋にshop様方堂も開設。そのshop様方堂の畳敷きの半畳を利用して山口信博の蒐集した古道具を販売する場、半畳古道具店が生まれました。
展覧会「相即の詩学」にてグラフィック・デザインの仕事を見ていただくことが「地」と「図」でいう「図」とするならば、山口の古道具蒐集は「地」。その「地」である古道具を会期中(土、日)以外の平日(月→金)に、ギャラリーの入口に半畳の空間を設えて、ウィンドー越しに見ていただく予定です。
又、この古道具を小冊子に納める作業をしております。ここでも地と図の「相即」の関係を読み解いていただけたらと思っておりますので、ご期待ください。
半畳古道具店 in Capsule Gallery
154-0001 東京都世田谷区池尻2-7-12 B1F
Capsule Gallery web 詳細は展覧会 Instagramにて随時ご案内します。
Instagram/chigumaya -
Talk show
初日トークショウのお知らせ
20230513
トークショウ:山口信博×櫛田理(編集者)
お申込みはこちら
日時:2023年5月13日(土)18時から20時
会場:Capsule Gallery
住所:東京都世田谷区池尻2-7-12 B1F
入場料:2,500円/定員:30名 -
Book
絵本/方眼子句集
49部限定
山口方眼子の句集「かなかなの七七四十九日かな」に望月通陽が全ページにわたり挿画を施したものを49部限定で予約販売します。尚、表紙は1点1点異なる直筆の挿画で飾られます。募集は展覧会「相即の詩学」会期中の5月13日より始まり7月30日で締め切られます。
相即の詩学
山口信博のグラフィック・デザインの仕事
202305130730(土日のみ)
13:00p.m. open18:00p.m. close
Capsule Gallery: 154-0001 東京都世田谷区池尻2-7-12 B1F
詳細は展覧会・Instagramにて随時ご案内します。
Instagram/chigumaya